上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
      にほんブログ村 本ブログへ  Top↑

夜の電車はみんな似たような表情をしている。おじさんもおばさんも、若いのも年寄も、パンクもコンサバも、ブスも美人も、金持ちも貧乏も、ひとりひとりに世界があって、生き方があって、思いがあって、悩みがあるのだと思うと、何だか切なくなった。

(萌が電車で一人思うシーン)
-----

唯川恵さんの長編恋愛小説です。
米倉涼子さん主演でドラマにもなっていましたね。見たことはありませんが。笑

これを買ったのは4年くらい前ですかね。
あまり綺麗目とは言えない恋愛小説で、女性の本音と建前の描写のリアルさが衝撃だった記憶があります。
自分的にムード系(?)の恋愛小説が流行っていた頃だったのでなおさら衝撃でした。

正直、『女性として生きる』という感じで描かれている作品や文章を見ると、無理しているものが多いなと感じていたので、この作品のように女性の心情を自然に描いているものは珍しいと思います。


仕事にも恋にものめりこめないクールな理屈屋の萌、常に恋に生きていたい自称鮫科の女るり子。

作中で、るり子は自分のことを『恋愛をしていないと生きていられない鮫科の女』と称していますが、個人的には世の多くの女性に『鮫科』的な印象を受けます。献身的って言うんでしょうか?
男はいい加減で女性は真面目、ってことですかね。笑

ただ、この作品は一つ上の恋愛小説という感じで書かれていると思いますが、何故かこういった作品はセックスについて無関心的にというか「当たり前のことだよ」といった風に書かれていますが、この作品だと「当たり前のようにセックスする」というよりは「セックスの有無なんか気にしてないんだからね!」というように逆に意識して書かれているように見えて、ちょっと気恥ずかしくなってしまいました。笑
女性として背伸びをしないで生きるという提唱をしている感じの作品でこれは・・・と思ってしまいますが。笑

しかし、二人の女性が人生に翻弄されながらも前に進んでいく姿を見るのは痛快で印象深いものでした。
貪欲というのが痛快のポイントですね。中々その殻を捨てきれないもんです。

深く考えないでサクサク読めて、たまにはこんな恋愛小説もいいですね。

スポンサーサイト
      にほんブログ村 本ブログへ  Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。