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ところが、天使になれなかった僕たちは、最後は地上へ戻らなくてはならないのだ。
高度が下がるとともに地面の憂鬱がぶり返すことになる。人間はそんな湿っぽい地面に張りついて、惨めに生きている存在なのだ。

(episode 4)
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アニメの映画で有名ですね。何故か三鷹のジブリ美術館で大々的に宣伝してあった記憶があります。
押井守さんの映画ということで興味はありましたが、まだ見ていません。

この作品は全6巻のシリーズものとなっていて、スカイクロラシリーズの第1巻として、「スカイ・クロラ」があります。
日本語では「空を這う物たち」。空にしがみついて離れられない者たちっていう意味ですかね。

このシリーズは、第1巻のこの作品がシリーズの中で時系列的に一番最後となる作品らしく、シリーズ物をあまり好んで読まない自分としては、本屋で「シリーズ物かあ」と呟いて本棚に戻していた物です。

森博嗣さんの作品を読んだことがないということもあり、気合を入れて買ってみました。
最初に思ったことは森さんは工学博士とのことですが、近未来を描いているにしては、あまり理系的な書き方じゃないなと思いました。社会的というか、技術的なところは表立って書かないというか。どちらかというと力学とかの人なのかな。

とりあえず作品の感想としては、一冊だけでは判断材料が少なくて何とも言えません。笑

キルドレの概念や戦闘代行会社などが存在する社会のあり方などが、あえて多くを語らないように注意して書かれているように見えるので、そこがメインではないと考えます。そうなると、テーマは社会的なものか。
一作目だから、次の作品に委ねるという形で書かれたとしたら、また話は違ってきますが。

キルドレとは思春期を迎えた以後、永遠に年をとることも病気をすることもない存在。

キルドレが永遠に生きることとループして生き返ることを異様に恐れている所から、ループすると考えることが妥当かな。
それにしてもキルドレのその感覚、自ら死に向かおうとすることに違和感を覚えます。
生物として、死がこないというのは流石にと思ってしまうし、ループがあるからには死んでも意味ないのでは、と思ってしまいます。

とにかくそれらを考えるには情報が足りなすぎますね。笑

映画のあらすじに書いてあった『ショーとしての戦争』というのが読み取れませんでしたね。
あれは映画だけの設定なのか、書かれていなかっただけか。

正しい姿ではないとしても、身近に置かないと生き死にを実感できない社会。
実際に戦争をしている者たちが非常に閉鎖的な世界にいることから、ショーというのはそういう意味なのか。

しかし、空中戦の描写の現実感は素晴らしいと思います。丘の上でそんな悲愴的な人間達の、空に出た時の生きている感覚がありありと見えました。
表題にあるように、そういうことなんでしょうか。陸の上では常にふわふわと浮いている存在が、空では元々そこで生きているかのように振舞う。むしろ陸の上でも空にいる感覚でいるといったように。

本能と生きることについて。テーマが推し量りにくいですが、印象に残る作品でした。
とりあえず、シリーズ通して読んでみないと全部推測になってしまいます。笑

機会とお金があったら早いうちに読んでみたいですね。笑

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