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「警察が悪い人を捕まえるのは社会のルールです」
「殺した人が殺された人より悪いとは限らないよ。でも社会のルールなら、仕方ないね。世の中からルールがなくなったら、みんな、生きていくのに、困るものね」

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(あらすじ)
四十代独身のボクさんはアパートの大家である。知能の成長が止まってしまう病気で一人身でいながらも、周りの人間の好意によって不自由なく日々をすごしている。
そんな中、平和なアパートの中で殺人事件が起きる。さらにその事件によって一人残らず失踪するアパートの住人たち。
事件を目撃したショックでボクさんは梯子から落ちてしまった。その影響か奇跡的に知能が回復したボクさん。
人並みの目線になることによって、好意的な人間の裏側、悪意の存在など、今まで見えていないものがたくさん見えてきた。
ボクさんはそれらを受け入れながら、事件を調べることで人間とは何かに触れていく。

という感じのあらすじです。
あらすじだけ見ると、どこかで見たことあるような何ともイージーな話に見えますね。笑

しかし、内容は中々と雰囲気のあるものでした。
物語の事件が始まる前あたりで「これはもしや面白い本なのでは」と予感させるものが。
読み終わってみると何ともいい意味でも悪い意味でも予想を裏切られるもので、何とも新鮮でした。特にラストのシーンなどは、最初見たときは「なんだ、こういうオチか・・」と思ってしまいましたが、改めて考えてみると、これはこれで意味のあるものだなと感心しました。

最後のシーンの意味を考察。
これは恐らくですが、ボクさんが変化する以前の状態でも身の回りの状態を無意識的に理解していたことを表わすためじゃないでしょうか。事実を残すことで裏付けています。
もしくはボクさんが無意識的に願っていたことか。
何にせよ、『不思議な話』で終わらせたくはないですね。

善悪はルールの下に生まれるものですね。
語るのは難しいです。

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