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時子はどこかで読んだ訳詩の一部を思い出す。
< こころはどこにあるかって、ドキドキするところにある > という行だ。
ドキドキするのは決して心臓ではない。頭も首も肩も、胸もドキドキする。両腕だって加わることがある。



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初めて読む作家さんで、本屋で可愛らしいタイトルとジャケットに惹かれて買いました。
読み始めて気づきましたが、この作家さん62歳になる方なんですね。
時折見える、若い文章とそのギャップが結構なものでした。

(余談、
千日紅(センジツコウ)を さるすべり と読んでいた自分です。
ろくなもんじゃないですね。笑
千日紅、百日紅、 中々おしいんですけどね・・。)


読み終わるのに結構長い時間を費やしました。
その割には、読み終わった時には暖かい気持ちが残っているような感じです。
読み進めるのが難しいというのではなく、丁寧に書かれているから時間がかかったのでしょうか。

ありがちな展開で終わるのはあまり好みではないのですが、今回の作品はそんなことは関係なく思えるような暖かい作品だったように思えます。

話は、父が遺した古アパートを経営する38歳バツ2の宗像時子が、そのアパートに新しく越してきた10歳以上年下の有馬という青年に少しずつ恋をしていく話です。
今のご時世、なんとも受け入れられやすそうな筋書きですね。笑

読み始める時、その今の流行りとも言える「女性の生き方を描く」というテーマが鼻について仕方がなかったんですが、読み進めていくうちにそんな感情はどこかにいってしまったようです。笑

自分にとって何が大事なのか、その感情や選択などがとてもリアルです。
また、暖かい人間関係や言葉が描かれているものに、嘘がない。
やはり嘘のない作品は心地よく読めますね。

丁寧に書きこまれている文章や物語もやはり心地いいです。
久しぶりにしっかりした作品を読んだような気がします。
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