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『この国は何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。』

エクソダスとは、大量の国外脱出の意。


パキスタンとアフガニスタンとの国境で、日本人の少年が地雷で負傷したとのニュースがメディアを騒がせた。テレビに映るその少年は現地部族と生活を共にし、溶け込んでいた。
日本のメディアのインタビューに対して、彼はこう言い放った。
「あの国には何もない、もはや死んだ国だ」

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本来なら不用意に「この国はダメだ」とか「希望がない」といった発言をするものはスルーをしていたが、今回はそうもいかなかった。
個々の能力値による経済状況、経済の潤いと教育とのバランスについて。

この話は極論化したあらゆることを現実的に描いている。

作中では、パキスタンの少年の影響を受けて、全国の60万人ほどの中学生が一斉に登校拒否を選んだ。そんな話はあり得ないと思う。
だが、現実を見るとあり得ないという一言では終われない。

学校から離れ、起業の道を選んだ中村君やポンちゃん達。実力を持った未成年はいくらでも存在するし、いくらでも発生させることが可能だ。
その道を選ばずに、惰性で学校教育を勧める根拠は何だと考えさせられた。

村上氏は、そして惰性の学校教育も否定はしていないと思う。
自分の体験を考えても、中学校の時代などは特に意味をなしていないと思った。しかし、自分の価値観で測る意味なんてものは、どれほど意味をなしていることだろう。

決して言い訳ではなく、「意味のないものなどはない」と考えることができた。


思想的には、「文明の発展に際する本能の欠如」がメインテーマではないかと思います。

これもとても考えさせられるテーマ。
そして日本とはその理想的なモデルになる国でもあると思う。


理想的な教育、経済とは何だろう。そしてそれを得ることが本当に正しいのだろうか。

簡単な言葉では語りつくせない内容ですね。


しかし、村上氏の描くキャラクターは魅力的ですね。
今回の作品なんかは思想が先行きしていて、ストーリーの比重が軽かったと思うけど、それでもASUNAROという団体、それを率いるポンちゃんなどの存在は魅力的でした。

娘にあすな、と名づけてしまう主人公も。笑


未来がどう行こうと、そこに希望があるように行きたいですね。



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