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「元気で、元気で! けして急がず、泥の流れていくようにゆっくりとお行き!」

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ハードカバーで持っていますが、文庫を見つけたので買いました。
「プラネタリウムのふたご」に続き、文庫化が中々早い気がしますね。

なるべく常に中立的にいよういようと思っていますが、どうしてもファン目線になってしまいます。笑
こんなに美しい世界の描き方があるのか、と言っても誇張ではないと思います。傑作です。

遠い昔から泥川でうなぎを獲リ続けてきた「うなぎ女」の息子として泥川より生まれたポー。半分は人間、半分はそうではないものとして生を受けた。
彼は何に属すでもなく、あらゆる価値観を持たずに生きてきた。

そんなポーが泥川の流れと共に旅をし、色んな価値観を知り合う人から学んでいく。
絶対的な愛や親愛、罪悪感とその償い。本当に大切なものとは何か。

親しい者の死を通して、自分以外の視点から物を見ることを知る。
それは価値観の発生のようにも思えます。

この物語での重要な要因とは、彼が何に対しても拒否をしないことだと思います。
全てを受け入れる。これは価値観とは何かを語る上で、最も重要なことだと僕は思います。

しかし、そうやって価値観が一つ一つできてくると、その価値観によって何かを否定するという感情が生まれてくる。
作中でうみうし娘が見えなくなったというのは、ポーがその存在が海の近くに住む人たちに悪影響を与えているということに気付いてしまったからでしょう。

悪いものはない。
しかし、感情の発生によって善悪が発生する。

そんなことを改めて気付かされる作品でした。
二回目ですが、かなり最高な作品です。笑

善悪っていうのは何なんだろうな。
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